結構かんたん手作りピザ釜



釜の材料とデザイン

 

 

ピザ釜の自作を決定したらまず必要な材料について検討します。まず土台には積み上げの簡単なコンクリートブロックを使います。土台はあくまでも釜本体の高さを確保するもので、これによって調理などの作業がし易くなります。

 

ちょっとした工夫で土台全面に開口部を設け、薪などの収納に利用するのも良いかもしれません。また基礎が土や芝などの場合は、土台を安定させるためにコンクリートを流し込んで基礎作りをするようにします。

 

続いて釜の本体に必要な耐火レンガと釜の外側を覆う(2層構造にすると保温性が高くなる)普通のレンガ、レンガ同士を接着する耐火モルタル、アーチ型の屋根を作製する際に支えとなる木材、釜の蓋用の鉄板(取っ手付きのものが理想的)を用意します。

 

釜の作製に必要なものは以上です。後は釜の大きさに応じて数量などを計算して下さい。

 

続いて釜のデザインについてですが、ピザの本場イタリアでは石釜はほとんどアーチまたはドーム型の屋根を持っています。これはそういった形状にすることで釜が早く温まる、高温を維持し易い、釜全体がまんべんなく熱くなるので、複数のピザを調理する場合に均等に焼き易いといった効果があるということです。

 

アーチ型の屋根は面倒に思えますが、構造的にも強度が確保されるので、無難な設計と言えそうです。